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感謝しつつ2011年を振り返る.そして来年の抱負.

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遂に大晦日になりました.2011年も今日まで.というわけで,このブログ(備忘録&メッセージ)に書いたことを中心に,2011年の身近な話題を振り返っておきます.

感謝しつつ?

いきなりタイトルが「感謝しつつ」となっていますが,今年2~3月には,立て続けに感謝ネタを書いています.

最初は,「感謝することと責任を果たすこと」というタイトルで,感謝することに焦点をあてて,学生に伝えたいメッセージ(先人の言葉)をまとめてあります.

その記事を書いた直後に引率した学部3回生の工場見学において,感謝するという点で素晴らしい対応をした京大3回生(礼状を書ける人達.いや,本当に嬉しい.)と,最低な京大3回生(小学生未満の京大生に嘆息)とを目の当たりにしました.この格差は結構衝撃的です.恐らく,歩む人生にも衝撃的な格差があるのだろうと思わざるを得ません.

この工場見学に際しては,「夜中に話し込んだ3回生へ」というメッセージも書きました.

年初の溶連菌とフォトブック

今年2011年のクリスマスは冷え込みましたが,昨年末も京都市内で雪が積もるほど寒かったですね.我が家では,その寒さの中,長男長女が溶連菌に感染し,自宅軟禁状態で年始を迎えました.帰省もできずに自宅に籠もっている間に,2009年夏の家族ハワイ旅行で撮影した写真で初めてフォトブック(アスカネットMyBook)を注文しました.これまでデジカメで撮影した写真はハードディスクに貯め込むばかりだったのですが,そんな方々に,このフォトブックはお勧めです.自由にメッセージを書き込めるタイプのフォトブックは決して安くはありませんが,とても良い記念・記録になります.

海外出張の想い出

最近は毎年4~5回ペースで海外出張に行っています.ほとんどは国際会議への参加が目的です.2011年には,バルティモア+シカゴ(アメリカ),杭州(中国),ミラノ(イタリア),ミネアポリス(アメリカ)に行きました.

バルティモアでは,QbD/PAT(Quality by Design/Process Analytical Technology)がメインテーマであるIFPACに参加し,海外メガファーマの最新動向を肌で感じてきました.その後,シカゴに移動して某社を訪問した機会に,シカゴ近郊の友人宅を訪問しました.二度目のシカゴ滞在でしたが,初めてシカゴ科学産業博物館を訪問しました.ここの強烈な展示は夢にまで出てきそうです.このとき,友人からワイオミング州のステーツ・クオーター(25セント硬貨)をもらい,1999年の収集開始から10年以上の歳月をかけて,遂にステーツ・クオーター・コレクションが完成しました.

杭州では,千島湖という風光明媚なリゾート地で国際会議ADCONIPが開催されましたが,上海浦東国際空港から杭州千島湖へバスの旅が大変でした.片道5時間です.この長距離バスで印象的だったのが,中国の田舎の建物の屋根がソーラーパネルだらけだったことです.車窓風景を通して,中国の太陽エネルギー利用の実態について認識を改めました.さらに,追い打ちをかけるように,中国杭州の浙江大学を訪問した際に,中国杭州市を縦横無尽に走る電気原チャリを多数見掛けました.というよりも,排ガスを撒き散らす原チャリは市内に存在せず,電気原チャリしか走っていないわけです.この中国出張で,改めて自分の目で見ることの大切さを痛感しました.

ミラノでは,IFAC World Congressに参加し,レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞しました.イタリアは食事も美味しく,見所も多く,訪れるには良いところですね.

ミネアポリスでは,QbDセッションを中心にAIChE Annual Meetingに参加しました.このとき,ファイザーや3Mなど米国企業やジョージア工科大学で働いている方々と一緒にスポーツバーに行き,興味深い話を色々と聞くことができました.さすがアメリカだと感心したのは,米国ファイザーの研究所でのリストラの話題です.

京大入試携帯電話カンニング事件と大震災

2月末には,京都大学入試問題が試験中にネットに投稿されて大きな話題になりましたが,それも東北地方太平洋沖地震で沈静化しました.このブログでも,地震発生翌日に書いた「東北地方太平洋沖地震の募金情報」をはじめ,いくつかの記事で震災のことに言及しています.非常に強い地震で,津波に襲われた被災地の映像には声を失いました.亡くなられた方々のご冥福を祈ることはもちろん,被災され,生きておられる方々が早く落ち着いて暮らせるようになればと願うばかりです.

それにしても悔いが残るのは,原子力発電に対する日本人の態度でしょうか.原子力発電に関しては,宇沢弘文氏が言った「社会的費用」を誰も払わず,結局,これから数百年間にわたる我々の子孫につけをまわしてしまうことになってしまいました.

個人的には,この震災を契機に,Twitterを始めました.

学生へのメッセージ

このブログは,学生へのメッセージを書きためておく場所でもあります.今年も色々と書きました.

主に新入生に向けて書いた記事は次の4件のようです.

これら以外のメッセージは,プレゼンテーションに関するものが圧倒的に多かったようです.それらの中でも,まとめ的なものが「学会発表や卒業研究発表の前に読みたいプレゼンテーション・アドバイス」です.学生に限らず,プレゼンテーションをする方々の参考になればと思います.その他には,以下のような記事を書きました.

メッセージではありませんが,「自分の講演を聴いてくれた方々の批評に耳を傾ける」と題して,自分の講演を振り返ったりもしています.

また,研究関連では,「iPadで論文を読んで注釈をつけるための文献管理環境:Mendeley + Dropbox + PDF Expert」という記事も書きました.

家庭での出来事とか

時系列でザッと振り返ってみると,2月にコーヒー好きの彼女がネスプレッソ(Nespresso)のエスプレッソマシンCitiZを購入しました.4月には,小学2年生の長男が京都サンガF.C.サッカーアカデミーに入会しました.また,家族で淀川管内河川レンジャー(木津川出張所管内)による「親子川の学校」に参加して,春から秋まで,川遊びの楽しさを教えてもらいました.さらに,京都市交響楽団のオーケストラ・ディスカバリー2011にも申込み,家族で「オーケストラ&バレエ」,「オーケストラ&ミュージカル」,「オーケストラ&無声映画」を楽しみました.3月に最後の1回があります.

家族で遊んだといえば,年間パスポートを購入した今年は,ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行きまくりました.夏には全身ズブ濡れのウォーター・サプライズ・パーティ,秋にはハロウィン(Halloween)モードのUSJで生ウィッシュを見たり,ベッキーを見たり,そして冬にはクリスマスと,月1回以上のペースでUSJに行きました.1月には激安宿泊プランを予約したので,泊まりでUSJに行きます.そんなUSJで一際印象に残っているのが,紛失したデジタルビデオカメラが無事に戻ってきたことです.やっぱり日本は素晴らしいところです.

この他,ブログに書いたこととしては,「セブン-イレブン ポケモン スタンプラリー 2011 参戦: 巡回セールスマン問題の最適解」や「京都祇園祭宵山.南観音山にのる.」などがありました.

あと,「父親の退職祝いに,岩さきへ.日本料理もサービスも素晴らしい.」に書いたように,定年退職した後に継続雇用制度で仕事を続けていた父親が3月末で完全に仕事を辞めたのを機会に,両親と3人で食事に行きました.苦労して育ててくれた両親には心より感謝しています.特に父親は,もっと勉強を続けたかったのに,家庭の事情で中学卒業後に職に就きました.それだけに,私の進学希望は無理をしてでも叶えてくれました.そのお陰で,今の私があります.

年末に自転車通勤を開始

今年最後になってブログを埋め尽くしたのは,クロスバイクの話題でした.「クロスバイク≒(ロードバイク+マウンテンバイク)/2に興味あり.京都で人気の自転車屋さん」を皮切りに,最終的にフラットバーロードバイクGIOS ULTIMO(ジオス・ウルティモ)2012年モデルを購入するまで,熱心に調査して,その記録を書き留めました.それにしても,クロスバイクを買おうと思い立ったときには,まさか自分がサイクルモードインターナショナルに行くなどとは思っていませんでした.クロスバイク購入に際しては,多くの方々にアドバイスをいただきました.その御礼の気持ちで,「初心者のためのクロスバイク/フラットバーロードバイクの選び方まとめ」を書きました.購入して2週間ですが,お尻の痛さも含めて,予想を上回る軽快な走りを満喫しています.

御礼と抱負

今年も色々とありましたが,お世話になった方々に,この場を借りて御礼申し上げます.ここでは一切触れていませんが,共同研究などでご一緒させていただいている企業や大学の方々には非常によくしていただき,感謝の念に堪えません.引き続き,よろしくお願いいたします.

来年2月に,新しい職場に移ります.修士課程に進学して以来在籍している現在の研究室は,最高の研究環境を私に提供し続けてくれました.これまでに何度も書いてきましたが,研究者への道を開いてくださった元ボスには本当に感謝しています.現ボスの下での研究環境も申し分なく,極めて快適な教育者生活&研究者生活を満喫してきました.

それでも,いや快適な環境であるからこそ,新しい場を求めることにしました.現状に安住していては,大きな成長は望めないと判断したからです.幸いにも,そのような私を受け入れて下さるところがありました.この縁を大切に活かし,新しい環境で自分が理想とする研究室を作り上げたいと思っています.これが私にとって2012年最大の関心事です.

それでは皆様も良いお年をお迎え下さい.


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